オンラインカジノは法律上グレー?
日本人の感覚からすると、お金をかけて賭博行為を行うことは違法になるような気がします。
確かに、国が認めているギャンブルである競馬や宝くじといったもの以外で、賭けマージャンや賭け将棋といったギャンブルは、賭博罪という罪になります。
ということは、お金をかけて行うオンラインカジノも法律の上では罪になるということなのでしょうか。
しかし、オンラインカジノに関しては、その法律の適用が少しグレーになります。
先ほどお伝えしたような賭けマージャンや賭け将棋というのは、賭けを行った人が日本国内にいて、しかもその賭けを行う現場である麻雀の卓や将棋の台といったものも日本にあるため、全ての行為が日本国内で完結しています。
そこで行われた賭博行為は、もちろん日本国内の法律によって裁かれます。
しかし、オンラインカジノというのは、運営会社は海外の会社、そしてサーバーは海外のサーバーを利用しています。
すると法律上、少しややこしくなります。
なぜなら、日本人が海外に行ってカジノでプレイしているという状況に近くなるからです。
もちろん日本人が海外旅行でカジノに行ってお金を賭けて遊ぶことは違法ではありません。
オンラインカジノは、この日本人が海外に行ってプレイするカジノと、日本人が日本にいながらにして掛けを行う賭けマージャンや賭け将棋といった分類に属するのです。
現状、オンラインカジノに関する法律はしっかりと整備されていないため、賭博法の上で有罪か無罪かということははっきりと決まっていません。
オンラインカジノで遊ぶ際は自己責任で
2017年2月の段階で、オンラインカジノをプレイしたことによって有罪になった人はいません。
一度だけ逮捕された人が出てニュースになりましたが、不起訴処分に終わりました。
日本でプレイしているオンラインカジノの人口を考えると、確率論的にはほぼ捕まることはないと考えてよさそうです。
しかし、それはあくまでも確率論的な問題です。
法律が整備されていないとはいえ、基本的に日本国内でお金をかけてギャンブルを行うことは禁止されています。
もしオンラインカジノをプレイするのであれば、サーバーが海外にあり、運営会社も海外であることを確認しましょう。
そしてそのサーバーが設置されている国からライセンスを受けて運営しているのかどうかということも確認した上でプレイしてください。
大手のオンラインカジノであればほとんどがそのあたりはしっかりしているので、検索結果で上位に出てくるようなサイトであれば問題はないでしょう。
また、日本人向けに特化したオンラインカジノで遊ぶのも危険があります。
現実の逮捕された日本人も、日本人向けに特化されたオンラインカジノでプレイしていたことが逮捕の日陰となります。
確かに日本人がプレイするのであれば日本語対応でディーラーも日本人、プレイヤーもほとんどが日本人といった環境の方が遊びやすいですが、それだけのリスクも伴いますので注意しましょう。